実習生の日常

ベトナム人実習生とパーティーをした件

技能実習生が起こすトラブルの筆頭に挙がるのが「寮でパーティー、騒音クレーム」です。
特に、テト(旧正月)や年末年始・お盆などの、イベント時期や連休の時期には多くあります。もちろん騒音問題はよくないことですが、なぜそうなるのかなど参加してみないとわからないことも多いので、今回、取材班が夜な夜なベトナム人実習生のパーティーに参加してみました。

車座で一緒に食事をしてみました。

パクチーやチリソース系が苦手な日本人も多い印象で、また床に直接皿を置いたりすることに抵抗感がなければ、リーズナブルに楽しめます。入れ替わり立ち替わり友達が来て、30分もいない人・知らないけどずっといる人などなど・・・学生時代を思い出すような感じですね。
歌は歌っていませんでしたが、これで歌を歌うと近いしうるさいでしょう。
そういう場合はカラオケボックスなどを案内できればいいですね(もちろんお金がかかりますが)。

実習生と距離を感じている会社の方は、ぜひ一度床に座って食事を一緒にするのもいいかもしれません。

コロナ禍での帰国

先日、ベトナム人実習生が一名帰国しました。

定期便が飛んでいない状況ですが、ベトナムにいる家族の体調が優れず、長い間帰国のタイミングを待っていました。ようやく帰れることになり一安心です。

実習生を迎えに寮へ行くと、会社の方がお見送りに来てくださっていました。

「ベトナムに帰っても健康に気を付けて頑張ってね。」と言葉をかけてもらい、実習生からも3年間のお礼を伝え、「頑張ります!」と笑顔で約束しました。

成田空港へ着くと、人はほとんどおらず閑散としていましたが、実習生の乗る便のチェックインカウンターにだけ長い行列ができていました。

行列を見越して3時間以上前に到着したにもかかわらず、並べたのは列の最後のほう。結局チェックインできるまで3時間以上かかりました。この時期の帰国の際は、かなり早めに行動したほうがよさそうです。

▲二つ隣のカウンターまで列が続いています。

▲チェックインの際にはフェイスシールドや防護服が手渡され、搭乗の際に着用します。

チェックインを待つ間、日本での生活について聞いてみると、大阪への旅行や、登山をした経験について話してくれました。3年間という短い間で、うち1年以上はコロナで自粛の実習期間となってしまいましたが、楽しい思い出もできたようでよかったです。

次回日本へ来た際は、行けなかったと言っていた北海道や富士山へ行って、日本を満喫してほしいです。

▲出国ゲートに向かう際、入り口のスタッフさんに会釈をしていた姿が印象的でした。

ベトナムに到着してからは、28日間の隔離生活となり、約1カ月後にようやく家族に会うことができます。

帰国前も、そして帰国後も、イレギュラーが多くたいへんですが、健康で無事に到着できたようで安心しました。ふるさとで、おいしいものを食べてゆっくり休んでください!

帰国困難による特定活動(転職事例)

このブログでも何度か取り上げていますが、コロナウイルスの影響で帰国が困難な技能実習修了者は
「特定活動(6月・就労可)」という在留資格へ変更することができます。
そうして技能実習時と同じ受入れ企業で就労を続けているケースがほとんどです。

この「特定活動(6月・就労可)」、実は技能実習時と同じ業務(もしくは関連する業務)であれば転職、
受入れ企業の変更をすることができます。つい先日、まさにこのケースが発生しました。

元々、弊組合で監理していた実習生がA社で実習を修了しましたが、帰国困難のため
「特定活動(6月・就労可)」に資格変更し就労を続けておりました。
しかし本人が、自分で見つけた企業に転職したいという強い希望により、退社することとなり、
成功を願って我々も快く送り出しましたが、数週間後に本人から助けを求める連絡が来ました。
転職先の雇用条件が、当初聞いていた内容と違ったため入社しなかったとのこと。

A社では、自分勝手な出戻りを受入れることはできなかったため、弊組合も急いで就労先を探し、
A社と同一業務のB社に受入れを相談、本人との面談も行った結果B社から了承いただくことが
できました。
資格変更(受入れ機関変更)の書類を作成、申請したところ、状況を考慮していただいたようで
1週間ほどで許可がおり、無事にB社に入社、就労することができるようになりました。

在留資格の特例措置は、頻繁に変更が繰り返されているため情報収集が欠かせません。
実習生たちにも、SNS上の情報を鵜呑みにしないように注意喚起をしていかなければいけません。

また新たな環境でスタートです

テトの配属

2021年の2月12日はベトナムでは旧正月(テト)の元日です。ベトナム人にとって一番大切な一日で、家族の皆が集まってお祝いします。
そんな中、2人が家族と離れて日本にやって来ました。体験したことがないお正月ですね。

-寂しいですか?
と聞きました。

―寂しいこともありますが、これから新しい生活が始まるワクワク感と初めて会社に行く緊張感があります。

元日に食べたのはベトナム伝統的な料理ではなく、日本のうどんでした。

―おいしいです。
と言っていた1人

―醤油の味には慣れていないけど美味しいです。
と、もう1人が言います。

せっかく日本に来ているので、日本の食文化の体験も楽しんでくださいね。

午後、受入れ会社に着きました。
挨拶、雇用契約内容の再確認、会社のルール、注意事項など二人に説明した後、いよいよ明日からの仕事に欠かせない制服の試着をしました。

会社の方が丁寧に身に付ける順番を教えてくださったので、きれいに着ることができました。

感想を聞いたら、
-すぐ働きたい!
と笑顔で答えました。

この気持ちで明日から頑張りましょう。

インドネシアへの帰国

新型コロナの影響で、いろいろが混沌としておりますが、無事帰国の途についた実習生がおりました。

インドネシアから来た実習生3名がこの度無事に帰国しました。
前日PCR検査を受けて、インドネシア政府の健康調査票/eHac(座席番号不要)の入力を済ませ、搭乗となります。
通常の商用便での帰国です。
帰国後もPCR検査と5日間の隔離生活が待っているようです。

コロナで生活が思い通りにならなかったのは大変残念ですが、それなりに日本の実習生活を送ったのではないでしょうかね。

コロナが明けたら、また日本に遊びに来てください!

羽田空港はとても閑散としていました。軒並み欠航で、モノレールから降りてきたのも自分一人でした。お店もほとんどクローズしていますので買い物はあまりできません。ご注意ください。

技能実習生の定期巡回

毎月欠かせないのは技能実習生を受け入れている実習実施者様への定期巡回です。

真夏日の中でも元気いっぱいの実習生たちの笑顔を見るだけで、もやもやした気分が
一気に飛んでしまいました。

今回は技能評価試験に向けて練習用問題集の解説文を作成し、実習生に渡しました。
絵などが入った問題集ですと勉強しやすくなり、印象も深まります。
技能評価試験の合格率も明らかに上がりますので、よく勉強するように説明しました。

また、毎月の巡回訪問時必ず聞き取るのは実習状況、生活状況、困っていること、
悩み相談などです。
今回の実習生たちは全部順調です。心配しないでくださいと笑顔しながら答えました。
監理団体の私たちにとっては何も問題無いことが一番のご褒美です。

また来月会いましょう。

技能実習生たちのお弁当事情

先日、水産加工工場に勤務するベトナム人技能実習生に会ってきました。

お昼休み中でしたので、普段食べているお弁当も見せてくれました。

実習生たちのお弁当

大きなタッパー2つにご飯をいっぱい詰めたものと数えるぐらいの小さなわずかのから揚げでした。

おかずこれで足りるの?とびっくりしながら聞くと、
大丈夫です。揚げ物大好きだからご飯進みますよ、と答えた実習生でした。

日本人から見ると本当にとても素朴なお弁当だと思われますが、これでも十年前の実習生と比べてみると、変わったなと実感します。

十年前の実習生たちは皆本当に節約家で、おかずはもやし炒め、ニンジン炒め、玉ねぎ炒めなど安い野菜を炒めたものが主流でした。お肉はほとんど入っていません。

当時も栄養バランスの良い食事を取るように注意をかけていましたが、なかなかそこまで考える余裕がなかったようです。

今の実習生たちは少しですが、自分たちが好きな食べ物を食べられるようになってきました。週末休みに食べてみたかったラーメンを食べに行ったりと、自分へのご褒美でおいしいものを食べられるようになってきました。

これからも栄養バランスよく食事をとれるようになってほしいです。

笑顔が素敵な実習生二人です。

実習生 通院事情

日本の医療は進んでいるので どこか悪くて病院に行けば、一発で治ると思っている実習生がいます。

最近では 「お腹が痛い」「腰が痛い」やれ何が痛いと多いこと。

いつから痛いか聞いてみると
「ベトナムのときから」「学生のときから」などと言われ 
面接のときに言っていた「体は丈夫で健康です!農業の手伝いで鍛えました」

あれは何だったのだろう と思うときもあります。

しかし 痛いのであれば 仕方ないですね。病院に行きましょう。

ベトナムでは、民間病院(私立)と国立病院があり、地方の方たちは 大きな国立病院には 遠くてなかなか行けないので 車でさっと行ける日本の病院が特別に感じるのかもしれません。

手軽に行ける日本の病院ですが
日頃から 健康管理も 気を付けたいものです。

頭痛はなぜか サロン〇〇を小さく切って こめかみに貼って しのいでますけどね(*‘∀‘)

技能実習生たちの休日

新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐため、外出の自粛を呼び掛けていました。

5月末に緊急事態宣言も解除され、3密を避けての外出を楽しんできた実習生をご紹介します。

久しぶりの外出でしたが、気候が良く、空気も新鮮でした。

今回は家から2キロほど離れた川に遊びに来ています。

涼しくて、人も少なく、釣りをするには最高です。

結果、とんでもなく大きい魚を収穫することができました。

喜びを隠せない3人の実習生でした。

大きい魚獲ったぞ!!!!!
全身泥まみれになっちゃった

※今回行ったのは漁業権の設定されていない川です。

ZOOM巡回

新型コロナウイルスの影響で、全国に緊急事態宣言が発出。法的には面談するべきところ、やむを得ずZOOMを使って、遠隔にて状況確認を行ってみました。

実際に行ってみるとそれほど違和感もなく、進められます。あえて言えば資料の説明を画面共有で行っても、全員で1つの画面を見る状況ではなかなか見えづらく、難しい状態です。

現時点ではすでに宣言は解除となっておりますので、徐々に従来のやり方になっていくかと思いますが、状況によっては継続してZOOMなどでの巡回も行うことになります。

しばらくの辛抱だと思ってがんばりましょう。

ZOOM巡回の画面