日本を含め、世界的に水際対策は緩和傾向にあり、技能実習生の入国も進んでいます。
現地での採用面接や海外旅行も行きやすい環境、状況にもなってきましたが、まだ少し様子を見ている人も多いのではないでしょうか。
一方で日本国内では、コロナ流行後から自粛が続いていたイベントの再開が目立ってきました。
先日も東京・代々木公園でのベトナムフェスティバルが、コロナ以前と同じ規模で開催され(昨年、一昨年は規模を縮小して開催)、約15万人が来場するほど盛況だったようです。
https://www.vietnamfes.net/
宮城県仙台市では6月末にタイフェスティバルが開催されます。
https://thaifestival-sendai.com/
こちらは昨年、一昨年とリアル開催は自粛し、オンライン上での配信イベントとして開催だったため、3年ぶりの今回は盛り上がりそうですね。
弊組合のタイ人実習生にもこのイベントを案内したので、行って楽しんできてもらいたいですね。
実際に海外には行けなくても、帰国しなくても現地の雰囲気は感じることができると思います。
実習生はリフレッシュのために、実習生受入れ関係者の方(実習実施者・監理団体)は彼らの母国・背景を感じるために、一度参加してみて欲しいですね。
感染対策は徹底した上で、このようなイベントを楽しむのも良いのではないでしょうか。
日本文化も体験してほしいですね
以前このブログでもお伝えしましたが、技能実習生手帳がスマートフォン向けアプリとしてリリースされています。
水際対策の緩和により、技能実習生の入国も増えてきています。基本的には入国時に空港で冊子の手帳を渡されていますが、何らかのトラブルで受け取れなかった、無くしてしまったという場合は、このアプリをインストールでも問題ありません。(冊子で欲しい場合は監理団体へご連絡いただければ技能実習機構から取り寄せも可能です)
実習生が自分自身で技能実習生手帳を保管(所持)していることは、監査においての確認事項でもありますので、冊子かアプリのどちらかで保管、もしくはスマートフォンにインストールするように指導しておきましょう。
久しぶりの実習生の入国が続いており、嬉しい気持ちでいっぱいですが、法制度を再確認、思い出しながら受け入れ準備をしたいですね。
先日、出入国在留管理庁は「特定技能」の資格で在留する(=実際に日本にいる)外国人が2022年3月末時点で6万4730人だったと発表しました。
ちょうど1年前と比べると4万人以上の増加となっています。
このうち、元々日本国内で「技能実習」や「留学」などの在留資格で滞在していて、資格変更した人が5万8217人と約9割を占めています。
コロナ禍の入国制限が続いてたことを考えると、残りの1割(6513人)が海外で特定技能試験に合格等して入国してきた、というのは数字としては多いような印象を受けます。
当初政府が想定していた、5年間で34万人の受入れにはまだまだ遠いですが、このまま水際対策が緩和され、海外からの入国が増えれば急速に近づきそうですね。
新型コロナウイルスの影響により、帰国が困難になっていた技能実習生に対し、技能実習修了後も在留・就労ができるように特例措置がとられていました。
しかし水際対策の緩和により、出国者が増加していることから、入管庁はこの特例措置を順次、終了していくと発表しました。https://www.moj.go.jp/isa/nyuukokukanri01_00155.html
今後、特定活動については、6月30日から11月1日までに在留期間が満了する人で、さらに滞在を希望する場合は4か月間の在留(期間更新)が認められますが、この特定活動(4月)は更新することはできません。
あくまでも帰国に必要な準備期間としての4か月間であり、その後は帰国を促していく方針です。