2021年 2月 の投稿一覧

テトの配属

2021年の2月12日はベトナムでは旧正月(テト)の元日です。ベトナム人にとって一番大切な一日で、家族の皆が集まってお祝いします。
そんな中、2人が家族と離れて日本にやって来ました。体験したことがないお正月ですね。

-寂しいですか?
と聞きました。

―寂しいこともありますが、これから新しい生活が始まるワクワク感と初めて会社に行く緊張感があります。

元日に食べたのはベトナム伝統的な料理ではなく、日本のうどんでした。

―おいしいです。
と言っていた1人

―醤油の味には慣れていないけど美味しいです。
と、もう1人が言います。

せっかく日本に来ているので、日本の食文化の体験も楽しんでくださいね。

午後、受入れ会社に着きました。
挨拶、雇用契約内容の再確認、会社のルール、注意事項など二人に説明した後、いよいよ明日からの仕事に欠かせない制服の試着をしました。

会社の方が丁寧に身に付ける順番を教えてくださったので、きれいに着ることができました。

感想を聞いたら、
-すぐ働きたい!
と笑顔で答えました。

この気持ちで明日から頑張りましょう。

特定技能外国人 どの国籍が多い?

先日、出入国在留管理庁は「特定技能」の資格で在留する(=実際に日本にいる)外国人が2020年12月末時点で1万5663人だったと発表しました。
これは2020年9月末時点の数字と比べると、3ヶ月間で6894人増加していることになります。
特定技能は2019年4月から導入された制度であることを考えると急激に増加していると言えます。
レジデンストラックによる入国が可能になった時期というのもありますが、依然としてベトナムへ帰国できない技能実習生などの外国人が特定技能へ資格変更したケースが多かったようです。

産業分野別でみると、飲食料品製造業が最も多く受入れており、農業、建設と続きます。

国籍・地域別でみると、ベトナム人が全体の6割を占めています。(9,412人)

政府が見込んでいた、5年間で34万人の受入れ人数にはまだまだ届きそうにありませんが、ここ数か月の数字をみると、制度の周知、理解が進んでいるように思います。
特定技能外国人の採用を考えている方、制度自体を知りたい方はお気軽にお問合せください。

インドネシアへの帰国

新型コロナの影響で、いろいろが混沌としておりますが、無事帰国の途についた実習生がおりました。

インドネシアから来た実習生3名がこの度無事に帰国しました。
前日PCR検査を受けて、インドネシア政府の健康調査票/eHac(座席番号不要)の入力を済ませ、搭乗となります。
通常の商用便での帰国です。
帰国後もPCR検査と5日間の隔離生活が待っているようです。

コロナで生活が思い通りにならなかったのは大変残念ですが、それなりに日本の実習生活を送ったのではないでしょうかね。

コロナが明けたら、また日本に遊びに来てください!

羽田空港はとても閑散としていました。軒並み欠航で、モノレールから降りてきたのも自分一人でした。お店もほとんどクローズしていますので買い物はあまりできません。ご注意ください。

特定技能外国人ってどんな感じ?(受入れを考え始めた方に)

特定技能の資格を得るためには、技能水準・日本語能力水準を測る試験にパスするか、技能実習2・3号を修了しているか、のどちらかが必須です。
つまり特定技能外国人は、技能も日本語能力もある程度高いレベルの即戦力人材と言えます。
また、受入れ可能人数についても、技能実習では企業の職員数によって技能実習生の人数枠も決まりますが、特定技能の場合は企業ごとの受入れ人数枠はありません。
産業分野ごとに上限人数が定められており、その上限に達していなければ、より多くの即戦力人材を確保することも可能です。

弊組合でも技能実習3号から特定技能に資格変更をした人材の受入れをサポートしていますが、やはり技能も日本語能力も日本人従業員と遜色ないレベルです。
特定技能まで進むような人材は向上心も高いため、努力しどんどん仕事も覚えていくので、この姿勢が他の従業員のモチベーションを上げることにも繋がっているようです。


気を付けることとしては、技能実習生と違って特定技能人材は同じ業務区分内であれば転職が可能ということです。(前の会社で建設分野の「内装仕上げ」の仕事をしていた人が転職先の会社でも「内装仕上げ」をするならOK)
優秀な人材は上昇志向も強いため、今より条件が良いところがあれば気が移ってしまうこともありますので、正当な評価と定期的なケアは必要です。

特定技能人材にご興味があれば、是非弊組合へご相談ください。