当組合では、特定技能の建設の新規支援は行っておりませんが、まとめてみました。
- 条件
- 建設業の許可を持っていること
- 建設キャリアップシステムを導入すること
- 建設業界団体に加入すること
- 費用について
- 上の2,3については費用が発生します。
- 建設キャリアップシステム
- 事業者:1社あたり5年有効 48,000円(資本金2千万から5千万の場合)
- 技能者:1名あたり9年有効 2,500円
- 管理者ID:1名1年有効 11,400円
- 現場利用:1回1名分 10円
- 建設業界団体(ここではJACに賛助会員として加入した想定)
- 事業者:1社1年 240,000円
- 外国人:1名1ヶ月 12,500円(技能実習2号からの場合)
など、となっております。
条件は他にもあります。
- ハローワークに求人票が出ていること(1年以内)
- 同等経験の日本人の賃金台帳等
- 日本人と同等の給与以上を月給で支払う。
- 昇給計画
- 就業規則/賃金規程
などをあらかじめ準備しておくとよいと思います。
先日、宮城県の企業様にて実習を行っている実習生を対象にした全体ミーティングを実施しました。
こちらの企業様では現在54名のベトナム人実習生が在籍しております。
正確には既に実習期間を終了していますが、帰国するための通常便が無く帰れないため、
特定活動という在留資格で就労を続けている状態です。
人数が多いため、こうして定期的に全員を集めて業務指導や生活の注意、情報共有、
質疑応答をする機会を設けています。
コロナウイルス流行後は自粛しておりましたが、最近増えている外国人犯罪や帰国状況に
ついて不安を抱えている意見が多く出てきたため、換気とマスク、消毒を徹底し短時間の
ミーティングを実施する運びとなりました。
メインの内容は、外国人犯罪の増加と日本からベトナムへの帰国便状況です。
自分自身が犯罪の被害者にも加害者にもならないように、また疑われることの無いように
在留カードを携帯することも再度伝えました。
失踪のリスクについても話をし、帰国できるまでは今の状態を継続することが一番安全で
あることを強く説明しました。
帰国状況については、ネット上で多くの情報が飛び交い、間違った情報によって航空券詐欺の
事件も起きているため、同じことが無いように正しい情報を共有しました。
現時点ではベトナムへ帰る手段はベトナム政府手配のチャーター便しかありません。
一時はベトナム企業や送出し機関手配によるチャーター便も出たようですが、ベトナム国内の
コロナウイルス感染者増加により商用便の受入れが停止されてしまいました。
ミーティングは滞りなく終了し、全員が納得してくれていたようです。
当初の帰国予定から半年近く経過してしまっている実習生もおり、さらに延びることが
間違いない状況です。
少しでも実習生たちの不安を和らげられるように、企業様と協力しサポートを
していきたいと思います。