2022年 9月 の投稿一覧

特定技能「建設」分野の業務区分変更~できる仕事の幅が広がります~

これまで建設分野の特定技能1号は19業務区分に分かれていましたが、今回下記の3業務区分に再編・統合されました。
【土木】【建築】【ライフライン・設備】

https://jac-skill.or.jp/news/change-exam-category2022.php
これにより、特定技能外国人が従事可能な業務範囲が拡大、柔軟に仕事ができるようになりました。

例として、現在「型枠施工」で就労している特定技能外国人に新区分では同じ土木区分に含まれる「鉄筋施工」の仕事をさせることが可能になります。

土木区分の主な業務内容

もう一つ例を挙げると、「塗装」の技能実習生が特定技能1号に資格変更した場合、同じ建築区分の「内相仕上げ」の仕事をすることが可能になります。これは実習生にとって転職・就職の幅が広がることになります。

建築区分の主な業務内容
ライフライン・設備区分の主な業務内容

今回の再編に伴い、特定技能1号技能評価試験も3つの試験区分に統合されます。既に今年度中の開催も予定しているので、随時JAC(建設技能人材機構)のHPをチェックしておきましょう。

技能実習生の帰国~中国・ベトナムのPCR検査は必要?~

往来の緩和が進み、技能実習生の帰国も従来に増して増えてきたように思えます。

ベトナムは、LCCも飛び始めたことで、チケット代もかなり下がることとなりました(実習生の帰国時にはたくさんの荷物・お土産があるので、受託荷物が少ないLCCは敬遠されがちですが)。

帰国する際の検査については、中国を除いて特段厳しいものはありません。

★中国
2回のPCR検査が必要。
(1)搭乗予定日2日前の1回目検査、(2)出発時刻24時間以内の2回目検査の上で、
(3)「健康コード」の申請が必要です。検査を行う機関にも指定があります。
1回目と2回目の検査は違うところで行う必要があります。

★ベトナム
現在はPCR検査などなく、帰国できます。

今回帰国しましたのでご報告でした!

技能実習計画の認定申請が早まります

技能実習計画の認定申請については、原則として技能実習の開始予定日の6か月前から受付可能です。
しかし、水際対策の緩和により今年3月から6月に実習生の新規入国が一気に始まったため、第2号技能実習認定申請については秋以降に集中することが予想されます。
そのため特例として第2号技能実習開始予定日の8か月前から認定申請を受け付けることが、技能実習機構から発表されました。

技能実習開始予定日が近づいてから申請が集中すると、申請内容の補正や追加資料の提出が発生した場合、至急の対応が必要になったり、審査が滞るおそれがあります。審査が滞り、資格変更許可が実習開始予定日に間に合わなかった場合、実習(勤務)ができない期間が発生してしまいます。
こうした状況を避けるためにも早期の申請をしないといけません。

実習実施者様も、いつもより早い時期に監理団体より書類の準備・確認依頼をさせていただきます。
何卒ご協力をよろしくお願いいたします。