2022年 1月 の投稿一覧

運用要領改訂~優良要件新配点~

先日、技能実習制度運用要領の一部が改訂されました。
改訂されたのは、実習実施者・監理団体の優良要件部分です。

以前、別な記事でも優良要件の加点、配点が変更になり旧配点・新配点を選択できることは書いておりましたが、昨年11月からは新配点に完全に切り替わりました。

新配点では「技能検定・技能評価試験の合否」「実習の継続困難実習生受入れ・支援」関係の配点割合が高めです。
しかしこの項目は簡単に加点を見込めるものではないと思います。

確実に加点を狙うには下記のような項目を拾っていきましょう。
実習生と実習生に関わる職員にとってもプラスになる部分です。

技能実習生の待遇に関する項目
・1号実習生の賃金(基本給)が地域別最低賃金と比較して115%以上で5点、105%以上115%未満で3点
・実習2号、3号移行時の昇給率が5%以上で5点、3%以上5%未満で3点
・技能実習生の宿泊施設に個室を確保で5点

技能実習を行わせる体制
・技能実習指導員、生活指導員の講習受講で各5点

VN定期便にて帰国

2022年1月より、ベトナムへの定期便の運航が再開しました!

技能実習も終わり、特定活動(帰国困難)として働いていた2名のベトナム人が帰国をする事になりました。
どうしても旧正月(2022年は2月1日)前には帰りたいと希望していたので、定期便にて手配ができ安心しました。

チャーター便にてお手配する際には、費用は航空券代だけで150,000円前後+現地での隔離費用がかかっていましたが、今回の通常の定期便では航空券代は8~90,000円ほどで手配が可能でした。
現地での隔離についても、原則3日間で(ワクチン接種済が条件)隔離場所は自宅でもいいそうです。※ただし、自宅までの移動については公共交通機関の利用はNGなど、制限があるようです。

帰国が決まった後は、まずは市役所にてワクチン接種証明書を申請しました。(自治体にもよりますが、郵送でも申請ができ、大体1週間ほどで自宅に届きます。)

出発2日前に、近隣のクリニックにてPCR検査を実施。無事陰性と確認し、陰性証明書も取得しました。※2022年1月現在、ベトナム到着72時間前以内に検体採取要。

帰国日の朝、出発時刻の2時間半前に空港へ行きましたが、チェックインカウンターには既に長蛇の列が出来ていて、広いフロアを1周するほどの人が並んでいました・・・。
やはり旧正月前で帰国者も多いのでしょう。

チェックイン手続きに2時間以上かかったため、最後は別れを惜しむ間もなく、バタバタで出国ゲートに入って行きました(^^;)

今回帰国した2名は、帰国後も新しい仕事が決まっているそうです。2名とも真面目に働いてくれて、日本語もすごく上達しました。
実習生の帰国を見送る際は毎回寂しさを感じますが、日本での経験を活かし、これからは母国でより一層活躍してほしいと願っております!

中国人技能実習生はご注意を!帰国前の検査が追加

2022年1月19日より日本から中国へ渡航の際、現在の防疫措置に加え、新たにPCR検査と健康観察が必要となりました。具体的な要件は以下の通りです。

1.搭乗予定日の7日前にPCR検査を実施
2.検体採取日から7日間(搭乗の前日まで)の健康観察及び自己健康状況観察表.docxの記入
3.搭乗予定日の48時間(2日)以内に、PCR検査と血清特異性IgM抗体検査を両方実施
4.搭乗予定日1日前20:00までに、健康コード申請書類をまとめてアップロード

上記すべての検査は中国駐日本国大使館・総領事館が指定する検査機関で実施しなければいけません。

例:渡航予定日が2022年1月19日の場合、1月12日にPCR検査を行い、1月12日〜18日は健康観察と「自己健康状況観察表」の記入、搭乗予定日の48時間(2日)以内に“ダブル検査”行い、1月18日20:00までに健康コード申請書類をアップロード

中国大使館HP「よくある質問」もご確認いただくことをおすすめします。
http://www.china-embassy.or.jp/jpn/lszc/202201/t20220112_10481343.htm

日本-ベトナム間の定期便再開 実習生が帰国しやすくなりました

2022年1月1日から、日本とベトナム間の定期便の運航が再開されました。

◇ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines):ハノイ/ホーチミン~東京間で週3往復
◇ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air):ハノイ/ホーチミン~東京間で週1往復
◇日本航空(JAL)と全日本空輸(ANA):東京~ハノイ/ホーチミン間で2社合わせて週4往復以内
当面は、週8往復の運航を予定しています。

ベトナム入国後の隔離については、
◇ワクチン接種済みまたは感染して回復済みの場合は3日間の隔離
◇ワクチン未接種または接種未完了の入国者は7日間の隔離
隔離期間も短いため、費用面でも以前より帰国しやすくなりました。

しかしベトナム国内では、コロナウイルスの新規感染者数は未だに1日1万5000人前後を推移している状況です。
観光客受け入れによる経済活動の活発化、テト(旧正月)に向けた国外在住ベトナム人の帰国のための運航再開ですが、少し心配ですね。
弊組合でも、1月以降に帰国済み、または帰国を予定している実習生がおりますが、コロナ感染リスクも帰国後の就職先があるのかも、心配は多いです。