2019年 10月 の投稿一覧

技能実習生の一時帰国について

技能実習生は基本3年間の実習がベースとなっております。
とはいえ、家庭の都合(親御さんの病気)などの個人的な都合で、一時的に帰国するケースがございます。
この場合について、ご説明します。

一時帰国は、技能実習制度上規定されているものではありません。
しかしながら個人的に戻らないといけないことは想定されており、
一時帰国自体は「可能」です。

その場合は、みなし再入国制度を利用して、帰国することになります。
http://www.immi-moj.go.jp/re-ed/EDcard_leaf_ja.pdf
費用については、実習生自身が負担することも可とされています。(原則、入国と完全な帰国は企業様負担としております。担保措置は監理団体が行います。)

長期間の離日は実習計画に影響を与えますのでご注意ください。

実習生にもいろいろと起きることがあります。

 

技能実習3号実習生の配属

3年間の技能実習を終えて一度帰国したベトナム人実習生3名が技能実習3号として再入国しました。
1名は岩手県盛岡市へ、2名は長野県長野市での実習を行います。

成田空港のゲートにて待ち合わせ。
私は初めて会うので写真を頼りに待っていましたが、無事に合流でき安心しました。
3人とも元気いっぱい!久しぶりの日本が嬉しい様子。
そして、日本語がとても上手!!よく喋る、面白い3人です。

上野駅にて巨大なパンダを発見!

 

盛岡へ向かう1人を上野駅で見送り、私は長野へ同行しました。
長野へ到着してまずはお昼ごはん。久しぶりの日本、「何が食べたい?」と尋ねると、「ラーメン!」との回答。
日本のラーメンはとても美味しい、大好きだとの事です。
わかります、私もラーメンが大好きで、日本のラーメンは世界に誇れる食!だと思います。

 

久しぶりのラーメンはやっぱり美味しい!と嬉しそうな2人。

 

お腹いっぱいで満足した後は、市役所に行き、転入の手続きをしました。
そしていよいよ会社へ向かいます。

タクシーの運転手さんにも慣れた様子で道案内をしてくれます。
ありがたい!

会社では、社員の方、そして後輩が大喜びで2人を迎えてくれました。
2人は仕事の評判も良く、「早く戻ってきてほしい」とみんな心待ちにしていました。
これからまたバリバリ活躍してくれる事でしょう。楽しみですね。

ハノイに面接に行ってきました

ハノイに面接に行ってきました。
今回の職種は溶接と工場板金。溶接は面接の他に実技試験が行なわれました。

今回は全員溶接経験者。慣れた作業ではありますが皆緊張気味。
面接と計算テストを経て、16名中5名が合格となりました。

翌日合格者の1人のお宅を家庭訪問。
ご両親やご家族にも日本に行ったらどんな仕事をするのかを説明。
日本語の勉強を怠けないようお父様からもきつく指導頂きました。

約半年後には日本入国となります。
日本語で挨拶できるよう勉強頑張りましょう!

技能実習生の技能検定(3級)

技能実習法の下で、技能実習生の技能検定随時3級・技能実習評価試験専門級の実技試験の受検が義務化となっています。
3年目の終わりである帰国直前までに受検する必要があります。
弊組合では実技試験だけではなく、卒業試験として学科試験の受検もおすすめしています。
今回受検するのは内装仕上げ施工の3名です。
3人とも日本語が上達してきて、通訳なしでも交流ができるレベルまで上がってきています。
来日当時、評価がよくなかった実習生は、今では一番できていると聞くと本当にびっくりしています。

真剣に試験注意事項を聞いています

 

実技試験を開始する前にまず注意事項を説明します。
1時間後出来上がった成果は下記の図となります。

完成です

非常によくできています。

検定員が採点している合間を使って学科試験に受けます。
試験終了後、検定員より訓示があって終了となりました。
無事に合格できることを祈ります。

外国人技能実習生の日本語力上達のために

先日、担当しているベトナム人実習生からメールが届きました。
「近くに日本語教室があります。行きたいです。」という文章と一緒にHPのURLが添付されていました。

実習生から詳しく話を聞いてみると、無料の日本語教室があると友人から聞いて自分で色々と調べた結果、見つけたとのこと。
HPの問合せページからメールを送ったようですが、先方には届かなかったらしく私たち組合に相談をしてくれました。
日本語を勉強したい、と自分で行動を起こす姿勢に感心したので、本人に代わって、
その日本語教室を開催している団体に連絡を取ってみました。

「月に2回、ボランティアさんが地域に住む外国人を対象に無料で日本語の
勉強会を開いており、いつからでも参加OK」とのこと。
早速実習生にそのことを伝えると、次の休日からすぐに行きたいとの返事。
教室にも参加の連絡をして無事に通うことが決まりました。

今は教科書や問題集だけでなく、インターネットで動画を見ながら日本語を学べるようにも
なりましたが、モチベーションも含め自分一人の勉強では限界もある気がします。

調べてみると、ボランティアが開催している日本語教室は地域にいくつか見つけることができました。
こういったものも活用して日本語力を伸ばして欲しいですね。