2019年 12月 の投稿一覧

技能検定試験(カーペット仕上げ)

先日、ある企業様のベトナム人実習生の技能検定試験が実施されました。

今回の試験は「基礎級」技能検定試験です。

1号(1年目)から2号(2年目)に移行するために合格が必須のもので、学科試験と

実技試験の両方で合格しなければなりません。

もしも合格ができなかった場合どうなってしまうか…

制度に則り、容赦なく1年で帰国することになります。

どんなに優秀で、日本語が上手な実習生でも避けられません。

実習生には一発勝負のつもりで試験に挑んでもらいますが、救済措置として

再試験の受験が可能。

試験のレベルとしては学科・実技ともに事前にしっかり勉強、練習を

していれば合格できる内容です。

だからといって油断は禁物ですよ。

 

今回の実習生は無事に合格できたでしょうか。祈りながら結果を待ちましょう。

<実技試験>なんとか時間内に完成できました。

 

後片付け、掃除、最後まで丁寧にしっかりできました。

ベトナム人の名前事情 その一 覚え方

男の子5人 配属の日。

「どんな子かな。元気な子かな?日本語どうかな?」

色々考えますが、実は一番心配なのは 自分。

「名前、覚えられるかな・・・」です。

聞きなれない ワードの数々

発音できない ワードの並び ( ;∀;)

 

しかし これから頑張っていこうと発起する彼らにとって

名前を覚えてもらえない ということは ちょっと寂しいことだと思います。

 

 

そこで

私が行っている 必殺法

それは、名前の意味を知ることです。

 

例えば PHAN VAN DUC (ファム ヴァン ドゥック 君)

PHAN が苗字で VAN はミドルネーム DUC は名前です。

苗字は中国の文字から来ていることが多く

PHANは 模範 の「範」 ミドルネームVANは「文」または「運」

DUCは「徳」の意味で 模範になり徳を積む とってもいい子 の意味になります。

(そうですよね DUC君 ( *´艸`))

 

来たばかりの子は 意味が分かっていても まだ日本語で伝えられなくて

なんとも悲しげな表情をするのですが

それは次回までの宿題です。

コミュニケーションもとれるので

是非是非 おすすめします。

実習生の移籍について

以前、このコラムでも取り上げたこともある、外国人技能実習生の移籍ですが、
まったくつてのない移籍というのは大変な労力を必要とします。
監理団体(組合)は、職業紹介の許可を持っているので、その橋渡しをおこなうことができます。
ただ、新たな移籍先が予め決まっていない場合は、まず移籍先を探すところから始めないといけません。
非常に手間のかかる作業でもあり、突然の移籍については慎重に行動する必要があります。
また、「やむを得ない事情」がある場合に限られますので、ご注意ください。

技能評価試験(板金専門級)

技能実習法では技能実習2号終了時に『技能評価試験 専門級』の受験(実技・学科とも)が義務付けされています。
今回の受験は工場板金専門級1名。

実技試験を受ける前に検定員より手順の説明と注意事項の説明を受けます。
使用する機材のチェックも済ませ実技試験スタート。

 

 

実技試験の結果は所属長が完璧と言うほどの出来栄えでした。

実技試験終了後に学科試験へ、
終了後に話しを聞いたところ「実技は自信あるが学科は・・」という返答でした。

3号での再入国を希望しているので実技試験合格は必須となります。
合格を祈っています!!

日本語の勉強会

先日、惣菜製造業の会社様の巡回に行きました。

現在ベトナム人の実習生が12名働いています。
他にも、アルバイトで働いているベトナム人も多いそうなので、
なかなか日本語力が伸びない、日本語を使う機会が少ないとの事。

自主的に日本語を勉強している子もいますが、仕事も忙しく
なかなか勉強する時間も作れていないようだったので、
それなら定期巡回の時に少し時間を取ってみんなで一緒に勉強しよう!と考えました。

まずはそれぞれにミニテストを解いてもらいます。
N4・5レベル(基本的な日本語が理解できる)の問題です。

みんな、真剣に考えます。簡単に、すぐにわかる問題もあれば、
日本人でも「ん?どっちが正解だっけ?」と考えてしまうような問題もあり、
迷いながら解いていきます。

通訳の方にご協力頂き、簡単な解説をしながらみんなで答え合わせをします。
間違えた所はしっかり理解して、覚えていく事が大切です!

今回、2回目でしたが、まだ全問正解者は出ていません。
いつか全問正解できるように、少しずつ知識を増やしていってほしいです。

 

 

 

 

 

技能評価試験(漬物製造練習編)

漬物製造が移行対象職種・作業と追加されたのは2018年11月12日でした。

弊組合でも関連する農産物漬物製造職種に当たるのは数社がありました。

会社様も組合も、もちろん本人たちにとっても初めて技能評価試験に受けることになり、

不安がいっぱいです。

いよいよ来週に試験を受けることになるため、事前練習をしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は会社様の食堂をお借りして、試験のリハーサルを行いました。

学科試験、判断試験、実技試験の順となります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後1名ずつ実際の手順に沿って練習してみました。

きゅうりがあちこち転がってしまい、焦って汗が出そうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最初は簡単そうに見えましたが、実際やってみると意外とうまくいかないことがわかりました。

消毒し忘れ、道具を拭いたふきんで手を拭いてしまう、はめた手袋(手先部分)を包丁で

切ってしまったなどのミスも連発しました。

しかし、練習しているうちに自分たちが間違いやすいところを見つけ、

ミスをしないように練習を重ねていきました。

これで来週の試験はきっとうまくいくと信じています。