
3年間の実習を終え、いよいよ帰国の日
先日、3年間の技能実習を立派に終えたベトナム人技能実習生2名が、母国ベトナムへ帰国する日を迎えました。
私は彼らを無事に送り届けるため、朝早くから車で千葉県にある彼らの寮へと向かいました。
3年間、慣れない日本で一生懸命に頑張ってきた彼らの顔を思い浮かべながら、少し寂しい気持ちと、これからの活躍を願う気持ちが入り混じった、特別な朝でした。
寮で待っていたサプライズと、心温まる仲間との絆
寮に到着し、ドアを開けると、そこには予想外の光景が。
帰国する2人を迎えに来たはずが、なぜか4人の若者たちが私たちを待っていたのです。
驚いていると、そのうちの2人は、帰国する彼らと同じ寮で暮らしていた同期の実習生でした。
「大切な仲間の門出だから、どうしても空港まで見送りたかったんです。」
そう話す彼らの表情は、仲間を想う優しさに満ち溢れていました。
3年間、共に支え合い、励まし合ってきた彼らの深い絆に、心が温かくなる瞬間でした。
銀行、そして成田空港へ。一つずつ手続きを終えて
見送りの2人も含めた4人と、たくさんの荷物を車に乗せ、まず銀行へと向かいました。
日本で使っていた口座を解約する手続きは、彼らが日本での生活を締めくくる、大切なプロセスの一つです。
無事に手続きを終え、一路成田空港へ。
空港に到着後は、チェックインカウンターで少し緊張しながらも、スムーズに搭乗手続きを完了させることができました。
出国ゲートへ向かう前に、みんなで記念撮影。

それぞれの新たな道へ!ベトナム、埼玉、そして東京へ
この日、彼らはそれぞれの目的地へと旅立っていきました。
帰国する2人は、3年間の経験を胸に、家族の待つベトナムへ。
見送りに来ていた仲間のうち1人は、なんと翌日から特定技能として埼玉県の新しい職場で働くことが決まっています。
そしてもう1人は、日本での最後の思い出にと、東京観光へ向かうとのこと。
ベトナム、埼玉、東京と、進む道はそれぞれ異なりますが、日本で培った経験と仲間との絆は、これからの彼らの人生にとって大きな財産となることでしょう。
みんな、それぞれの場所で頑張れ!心から応援しています。