
外国人材channelをご覧の皆様、こんにちは!今回は、先日経験したベトナム人技能実習生の帰国対応について、心温まるエピソードと共にご紹介したいと思います。
予期せぬ出会いと秋田から東京への道のり
技能実習生の帰国日当日、私は待ち合わせ場所で驚きの光景を目にしました。なんと、実習生だけでなく、その友達のお母さんも一緒にいるではありませんか!
話を聞くと、そのお母様は、実習生の友達とその奥様(特定技能外国人)が日本で出産されたお子さんの手伝いのために来日されていたとのこと。
そして、この日、実習生と一緒にベトナムへ帰国されるとのことでした。
秋田から新幹線に乗り、約4時間かけて東京へ。そこからさらに電車で羽田空港へと向かいます。
お母様は乗り物酔いをされていて、長時間の移動でかなりお疲れのご様子でした。
ベトナム人の温かい助け合いの精神
東京から羽田空港へ向かう電車の中での出来事です。
乗り物酔いでつらそうにしているお母様を見ていたところ、偶然乗り合わせていた見知らぬベトナム人女性が、なんと席を譲ってくださり、さらには酔い止めまで差し出してくれたのです。
この光景を見て、私は改めてベトナム人の方々の「助け合いの精神」と、他人でもすぐに会話を始めるその親しみやすさに感動しました。困っている人がいれば、見知らぬ人でも手を差し伸べる。国境を越えても変わらない、その温かい心に触れ、心が温かくなるのを感じました。
無事の帰国、そして新たな旅立ち
色々なハプニングや心温まる出会いを経て、無事に羽田空港でのチェックインを終え、実習生とお母様はベトナムへと旅立って行きました。
日本での生活を終え、故郷へ帰る実習生の表情には、安堵と少しの寂しさ、そして未来への希望が入り混じっているように見えました。
今回の帰国対応は、単なる業務だけでなく、人の温かさや異文化間の交流の素晴らしさを改めて感じさせてくれる貴重な経験となりました。
技能実習生が日本で得た経験を活かし、ベトナムで新たな生活を豊かに送れることを心から願っています。
