工業製品製造分野JAIM 賃上げ基準詳細

6月から加入手続きが始まった、特定技能の工業製品製造業分野の新たな所属団体のJAIM
賛助会員名簿も公開され、続々と手続きが完了しているようです。
まだ名簿に自社の名前が掲載されていない場合は、手続きに不備があり資料の再提出依頼が届いていないか確認することをおすすめします。

JAIM発足当初から話題になっていた、賃上げ基準の義務付けですが、続報が出ましたので下記にまとめます。JAIM HP お知らせ10月31日付

【賃上げ基準】従業員一人あたり給与支給額の対前年伸び率
大企業: 3.0%
中小企業: 1.5% 例)月給25万:3,750円以上、月給30万:4,500円以上

〇基準を達成した場合 (3年連続)
インセンティブ:達成事業所のJAIMホームページ上での公表、サービスの優先利用などを想定

〇基準を満たせない場合
・追加報告 下記①②
①事業場内最低賃金(地域別最低賃金+50 円以上かどうか)、事業場内最低賃金で働く従業員の所定内給与額(所定内労働時間)、賃金実績
②労働生産性の対前年伸び率の状況、当該年度の設備投資の状況、国内人材確保の取組の状況、特定技能外国人の定着・技能等向上の状況(4つのうち2つ以上選択)
ペナルティ(3年連続基準未達成かつ最賃+50円も未達成):未達成事業所のJAIM HP上での公表等を想定(虚偽報告など悪質な違反でない限り除名処分はしない)

【報告について】 毎年1月頃 ※2025年度は1月上旬受付開始、2月末が提出締切
・JAIMホームページ内の「賛助会員専用マイページ」にて、数値の入力や資料のアップロード

〇今後のスケジュール (2025年度)
2025年12月上旬: 報告に関するマニュアルが公開されます 。
2026年1月上旬: 専用マイページでの報告受付が開始されます 。
2026年2月末: 報告の提出締切

賃上げにしても、報告にしても、企業様によっては大きい負担になるかと思いますので、全社的に早め早めに方針を定めていきたいところです。

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