2021年 6月 の投稿一覧

技能実習から特定技能へ資格変更が間に合わない!

技能実習が3年もしくは5年満了し、以前であれば帰国を余儀なくされていた外国人の方が
「特定技能1号」として引き続き在留できるようになりました。

職種は限られていますが、以前よりも選択肢が広がり実習生や留学生の進路の可能性が
広がっています。

技能実習修了から特定技能1号の間は一時帰国する必要はありません。よって、すぐに移行が
可能ですが書類の準備~提出~審査~許可までは最低でも3か月はあったほうが良いでしょう。
雇用条件(賃金)の検討も含めると時間に余裕があるにこしたことはありません。
早めの準備をおススメします。

そんな中、どうしても準備に時間がかかっていて間に合わない!仕事ができない期間ができてしまう!
と慌てている方は、特例措置である「特定活動」(4月・就労可)という在留資格を一時的に
取得することも可能です。
★仕事ができない期間とは・・・技能実習2号2年間が終了し、就労資格が無い状態。
資格変更手続き中でこの期間に働くと資格外活動となってしまうので要注意。
また、特定活動を申請する場合は要件を満たしていることをご確認ください。

「特定技能」の準備が遅れていると判明したら、技能実習2号・3号が満了する2か月前には、
「特定活動」申請ができる状態であれば安心です。「特定活動」4月が付与されるまでの間も、
特定技能移行への準備を進めておきましょう。

建設就労期間の修了

6月、建設就労者として働いていた5名のベトナム人が、期間満了を迎えました。
この5名の「建設就労」ビザは、東京オリンピック関連の建設需要に対応するため、
労働力確保の目的で設定された在留資格です。※新規受入れは2020年7月にて終了。

5名とも、3年間の技能実習を終えた後一時帰国をし、プラス2年間建設就労として日本で働きました。
合計5年間日本で働いていますので、日本での生活にもすっかり慣れてしまい、普段の会話も
通訳を介さずに問題なくこなす事ができるようになりました。

仕事でも、よく働いてくれるととても評判がいいようで、後輩の指導をしたりと頼もしい限りです。

4名は引き続き別の在留資格にて勤務を継続し、1名は帰国困難による特定活動ビザに切り替え
帰国待ちとなります。
これからもそれぞれの場所で更なる活躍を期待し、応援していきたいと思っています。

コロナ禍での帰国

先日、ベトナム人実習生が一名帰国しました。

定期便が飛んでいない状況ですが、ベトナムにいる家族の体調が優れず、長い間帰国のタイミングを待っていました。ようやく帰れることになり一安心です。

実習生を迎えに寮へ行くと、会社の方がお見送りに来てくださっていました。

「ベトナムに帰っても健康に気を付けて頑張ってね。」と言葉をかけてもらい、実習生からも3年間のお礼を伝え、「頑張ります!」と笑顔で約束しました。

成田空港へ着くと、人はほとんどおらず閑散としていましたが、実習生の乗る便のチェックインカウンターにだけ長い行列ができていました。

行列を見越して3時間以上前に到着したにもかかわらず、並べたのは列の最後のほう。結局チェックインできるまで3時間以上かかりました。この時期の帰国の際は、かなり早めに行動したほうがよさそうです。

▲二つ隣のカウンターまで列が続いています。

▲チェックインの際にはフェイスシールドや防護服が手渡され、搭乗の際に着用します。

チェックインを待つ間、日本での生活について聞いてみると、大阪への旅行や、登山をした経験について話してくれました。3年間という短い間で、うち1年以上はコロナで自粛の実習期間となってしまいましたが、楽しい思い出もできたようでよかったです。

次回日本へ来た際は、行けなかったと言っていた北海道や富士山へ行って、日本を満喫してほしいです。

▲出国ゲートに向かう際、入り口のスタッフさんに会釈をしていた姿が印象的でした。

ベトナムに到着してからは、28日間の隔離生活となり、約1カ月後にようやく家族に会うことができます。

帰国前も、そして帰国後も、イレギュラーが多くたいへんですが、健康で無事に到着できたようで安心しました。ふるさとで、おいしいものを食べてゆっくり休んでください!

特定技能への資格変更が増加中

先日、出入国在留管理庁は「特定技能」の資格で在留する(=実際に日本にいる)外国人が
2021年3月末時点で2万2567人だったと発表しました。
ちょうど1年前の3987人から6倍近い増加となりました。
依然として帰国困難な技能実習生が特定技能へ資格変更しているのが要因のようです。

産業分野別でみると、飲食料品製造業が最も多く受入れており、農業、建設と続きます。
3ヵ月前と比べると、介護が他の産業分野よりも伸びている印象です。(6.0%→7.6%)

国籍・地域別でみると、変わらずベトナム人が全体の6割を占めています。(14,147人)

弊組合でも、技能実習から特定技能へ資格変更するケースが増加しています。
特定技能外国人の採用を考えている方、制度自体を知りたい方はお気軽にお問合せください。

帰国困難による特定活動(転職事例)

このブログでも何度か取り上げていますが、コロナウイルスの影響で帰国が困難な技能実習修了者は
「特定活動(6月・就労可)」という在留資格へ変更することができます。
そうして技能実習時と同じ受入れ企業で就労を続けているケースがほとんどです。

この「特定活動(6月・就労可)」、実は技能実習時と同じ業務(もしくは関連する業務)であれば転職、
受入れ企業の変更をすることができます。つい先日、まさにこのケースが発生しました。

元々、弊組合で監理していた実習生がA社で実習を修了しましたが、帰国困難のため
「特定活動(6月・就労可)」に資格変更し就労を続けておりました。
しかし本人が、自分で見つけた企業に転職したいという強い希望により、退社することとなり、
成功を願って我々も快く送り出しましたが、数週間後に本人から助けを求める連絡が来ました。
転職先の雇用条件が、当初聞いていた内容と違ったため入社しなかったとのこと。

A社では、自分勝手な出戻りを受入れることはできなかったため、弊組合も急いで就労先を探し、
A社と同一業務のB社に受入れを相談、本人との面談も行った結果B社から了承いただくことが
できました。
資格変更(受入れ機関変更)の書類を作成、申請したところ、状況を考慮していただいたようで
1週間ほどで許可がおり、無事にB社に入社、就労することができるようになりました。

在留資格の特例措置は、頻繁に変更が繰り返されているため情報収集が欠かせません。
実習生たちにも、SNS上の情報を鵜呑みにしないように注意喚起をしていかなければいけません。

また新たな環境でスタートです

実習修了後の退職(転職)について

ベトナムへの帰国については、
最近、変異株が猛威を振るっており、ベトナム国内でも感染者が急増し、現在も困難な状況が続いております。
技能実習が修了した場合、現時点では次の選択肢があります。

①帰国が困難な場合
「特定活動(6か月・就労可)」又は「特定活動(6か月・就労不可)」への在留資格変更
※「特定活動(6か月・就労不可)」又は「短期滞在」等就労が認められない在留資格で生計維持が困難な場合は,資格外活動許可(週28時間以内)受けて就労することも可能。
※「特定活動(6か月・就労可)」は,従前と同一の業務(注)で就労を希望する方に限ります。

②技能検定等の受検ができないために次段階の技能実習へ移行できない方
受検・移行ができるようになるまでの間,「特定活動(4か月・就労可)」への在留資格変更が可能

③実習先の経営悪化等により技能実習の継続が困難となった方(新たな実習先が見つからない場合)
特定産業分野(介護,農業等の14分野)で就労が認められる「特定活動(最大1年・就労可)」への在留資格変更が可能
なお①同様、予定された技能実習を修了した技能実習生であって,本国への帰国が困難な方も対象となります

④「特定技能1号」「技能実習3号」への移行のための準備がまだ整っていない方
移行準備の間,「特定活動(4か月・就労可)」への在留資格変更が可能

最近は①または③の実習生修了者が多くいます。
①はイメージとしては、同じ会社で技能実習と同じ業務を続けるイメージです。
③がなかなか斬新で、技能実習が終われば、帰国できない・雇用継続困難等理由は幅広く、特定技能に移行できるものとなります。そのため、いろいろなところから実習生が転職していますが、結構多くの実習生が悪いブローカーの情報で動いています。ベトナム人ブローカーが暗躍しているようで、心配しております。実際、「特定技能の仕事を紹介するから5万でいいよ」のような話が実習生のところに来ています。
ブローカーを通じて手配しないように、周りの人達が注意してほしいと思います。
できる限り知っている監理団体等を頼ってもらえると安心です。