帰国できないベトナム人技能実習生が大使館チャーター便で帰国するときの注意点

商用便は相変わらず減便しており、思い通り帰国できない状況が続いておりますが、特にベトナム人は母国の医療崩壊を懸念するベトナム政府の方針で、日本など外国からの受け入れを厳しく制限しております。
帰国する方法は認識する中では2つ。
(1)ベトナム政府の許可が出た人だけが搭乗可能な飛行機に乗る
(2)送出し機関などが手配するプライベートチャーター便で帰国する

今回(1)の方法で帰国した実習生がいましたので、レポートです。

・大使館HPから申し込みをする

・緊急度などの質問がありますので、おそらくそういったことを加味しているかと思いますが、当選の通知が本人にメールで届きます。
(ここまで2ヶ月以上経過していました)

・(当選当日~翌日)。当選後、すぐにチケット代を支払います。今回は95,000円程度でした。 なお、チケットの支払先は指定された旅行代理店のみです。

・(搭乗までの1週間くらい)その間に給与などの支払等、種々の調整を行います。ベトナムは予めのPCR検査は不要でした。

・(搭乗日当日)チェックインは3時間前です。搭乗までにベトナムの「健康申告書」のHPから申告を行います。

・搭乗の列は、成田空港のカウンターから北ウイングをほぼ1周くらいするくらい長い列でした(約2時間並びます)。

今回は問題なく帰国できたようです。搭乗まで1週間程度しかなくバタバタです。申込みをするところからある程度心構えが必要です。

なお、ブローカーがいるようです。代行という名前で数万円の手数料を取る人もいるようですので、実習生自身が慌てて個人手配しないよう、注意する必要があります。

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