技能検定学科試験専門級必勝法

学科試験を前に。

今日は建設機械施工の試験日。
専門級の試験で、午前中が学科1時間半。午後は13時スタートでリスト順にロードローラーに乗車、検定を受けていきます。

本日、私達の組合からは3名の実習生が受検。比較的余裕そうな顔で実習生は臨んでいます。

全部で25問あり、初級と同一部分は20問、専門級部分は最後の5問になります。
午前中の学科試験が終わり、顔を覗き込むと「うーんできた」としたり顔。よかったね。

午後は実技検定。
「落ちたら来年またこれないよ」と軽くプレッシャーをかける。
「だいじょうぶ」とニンマリ。

検定会場は、37度の下、日陰で順番を待ちます。
その間も「出発時の停止線で一旦止まって前後確認忘れるな」と同じアドバイスを繰り返しておきます。
「だいじょうぶ。あそこで止まって前後確認ね!」とキッパリ。余裕ですな。

さて一人目。「あそこで前後確認ね?」「はい」
まずはエンジンをかけて出発。
私達の前の実習生たちが引っかかった「出発時の停止線の前後確認」。
ギャラリーも「ここは大丈夫」と余裕の表情で見守り、検定スタート。

勢いよく走り出した一人目。
ブォォォォォとディーゼルを更かしながら、そのまままっすーぐ、どこまでもブォォォォォブォォォォォ・・・

さよなら・・・

前後確認どころではありません。はるか後方に停止線・・・。
その後もなかなかワイルドに走り続けています。

わたしたちは遠くの一点を見つめ、灼熱の酷暑とは違う何か熱いものを頬に感じていました。

「失敗しました。あそこで前後確認、もう一回します」
いえいえ、検定なので待ったはありませんよ。
諦めず、希望を持って待ちましょう。お疲れ様でした。

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